Windows搭載の高性能UMPC「GPD WIN MAX 3」に、Valveのゲーム向けOS「SteamOS」をインストールした興味深い検証動画が公開されました。 GPD WIN MAX 3は、小型ノートPCとしての使いやすさと、ポータブルゲーミングPCとしての高性能を両立したモデルです。
今回の動画では、SteamOS 3.10環境での動作確認に加え、『Cyberpunk 2077』をはじめとした重量級ゲームのパフォーマンスを検証しています。
SteamOS 3.10がGPD WIN MAX 3で動作!
今回の検証では、Valveが公開しているSteam Deck用のリカバリーイメージを利用してSteamOSをインストール。 Wi-Fi、Bluetooth、内蔵スピーカー、画面輝度調整、ゲームコントローラーなど、主要な機能が正常に動作していることが確認されました。
さらに、キーボードとトラックパッドも利用可能。ゲームだけでなく、SteamOSのデスクトップモードを使えば、Linuxベースの小型PCとしても活用できます。 TDP設定についても「Decky Loader」と「SimpleDeckyTDP」を組み合わせることで、3W〜120Wまでの調整が可能になっています。
※SteamOSについてのご注意
今回のSteamOS動作は、動画投稿者が独自にインストールして検証したものです。GPD WIN MAX 3の標準搭載OSはWindows 11であり、SteamOSはGPDおよび国内正規代理店による動作保証・サポートの対象外となります。
また、すべての機能やゲームの正常動作を保証するものではなく、OSの更新などによって動作状況が変わる可能性があります。
Ryzen AI Max 388+Radeon 8060Sの高いゲーム性能
今回検証されたモデルには、AMD Ryzen AI Max 388を搭載。
8コア16スレッドのCPUと、高性能な内蔵GPU「Radeon 8060S」を組み合わせています。
さらに、64GBのユニファイドメモリを搭載し、動画では26GBをGPUメモリとして割り当てています。
Ryzen AI Maxシリーズの魅力は、外付けGPUを使わずに、高いグラフィックス性能を発揮できること。
GPD WIN MAX 3では、この性能を持ち運べるだけでなく、据え置き環境でも活用できます。
Cyberpunk 2077が35Wで平均81FPS!
今回の動画で特に印象的だったのが、重量級ゲームのパフォーマンスです。
| ゲームタイトル | 設定・TDP | 検証結果 |
|---|---|---|
| Forza Horizon 6 | 2400×1504 / Ultra / 65W | 平均80FPS超 |
| Cyberpunk 2077 | 1200P / Ultra / FSR Quality / 35W | 平均81FPS |
| Cyberpunk 2077 | 2400×1504 / Ultra / 65W | 平均約78FPS |
| Crimson Desert | 1440P / Ultra / FSR・FG有効 | 平均80FPS超 |
| ホグワーツ・レガシー | 1440P / High / FSRなし | 70FPS台後半 |
| スパイダーマン 2 | 1440P / Ultra / FSR Quality | 快適にプレイ可能 |
特に『Cyberpunk 2077』では、わずか35WのTDPで平均81FPSを記録。
消費電力を抑えながら高画質でゲームを楽しめる点は、ポータブルゲーミングPCとして非常に魅力的です。
また、『Hogwarts Legacy』や『Red Dead Redemption 2』なども高解像度で快適に動作しており、SteamOS環境でもRyzen AI Max 388のGPU性能を十分に活かせていることがわかります。
※数値は動画内の検証結果であり、ゲームの設定や動作環境によって変わります。
9インチ165Hz OLEDでゲームも美しく
GPD WIN MAX 3は、9インチの有機ELディスプレイを搭載。 解像度2400×1504、最大165Hzの高リフレッシュレートに対応しています。
高性能なRadeon 8060Sと組み合わせることで、美しい映像と滑らかなゲーム体験を両立。 SteamOSのゲーム向けインターフェースとの相性も良く、まるで高性能なゲーム専用機のように利用できます。 なお、動画ではVRRには非対応と説明されています。
97Whの大容量バッテリー!取り外して高性能デスクトップPCにも
GPD WIN MAX 3の大きな特徴が、交換可能な97Whの大容量バッテリーを採用していることです。 外出先では大容量バッテリーを活かしたモバイル利用が可能。さらに、バッテリー部分を専用の冷却モジュールに交換することで、高出力のデスクトップモードにも対応します。
通常のポータブル利用時は35W〜65W程度で運用し、据え置き利用時には専用冷却モジュールを装着することで最大120WのTDP設定が可能です。 動画ではRyzen AI Max 388搭載モデルについて、持続的には約108Wの出力が見込めると説明されています。
つまり、外出先ではゲーム機やモバイルPCとして、自宅やオフィスでは外部モニターにつないで高性能なミニデスクトップPCとして利用できるわけです。
特に注目したいのは、バッテリーを取り外し、冷却性能を強化して据え置きPCとして使えるという点です。
バッテリーの劣化を気にせず据え置き運用しやすく、Ryzen AI Maxシリーズの高い処理性能を活かしたゲームやクリエイティブ用途にも期待できます。
単なるポータブルゲーミングPCにとどまらない、GPD WIN MAX 3ならではの魅力といえるでしょう。
※最大120W動作には対応する電源環境と専用冷却モジュールが必要です。実際の持続出力は使用環境などによって異なります。
WindowsもSteamOSも。GPD WIN MAX 3の可能性が広がる
今回の動画では、SteamOS環境でも主要なハードウェアが正常に動作し、最新のAAAゲームを高画質で楽しめることが確認されました。
Windowsならゲームに加えてビジネスアプリやクリエイティブ用途にも対応し、SteamOSならゲーム専用機に近い操作体験を楽しめます。
さらに、バッテリー交換式の設計と高出力冷却モジュールによって、モバイルからデスクトップまで幅広い使い方に対応。
GPD WIN MAX 3は、ゲーム機・モバイルPC・高性能ミニデスクトップという3つの役割を1台でこなせる、非常にユニークなUMPCです。 標準搭載のWindows 11を中心とした幅広い活用はもちろん、今回のSteamOS動作検証からも、そのハードウェアが持つ高いポテンシャルが伝わってきます。 GPD WIN MAX 3の実力と可能性を、ぜひ動画でチェックしてみてください。


