GPD WIN3

WIN3

製品開発の背景

初代GPD WINから現在まで、GPD WINシリーズは全て独自開発のクラムシェル型を採用していました。しかし、たくさんのユーザーからクラムシェルだけでなく、スレートタイプの発売を要望をいただいておりました。しかし、キーボードがあることはユーザーにとっては大きなメリットになります。そのため、どのような構造がよいか熟慮を重ねてまいりました。そして、2009年に日本で発売されたSONY UXシリーズのスライドメカニズムの設計を参考にした、全く新しいタイプのGPD WIN3 を開発いたしました。これまでのクラムシェルや2 in1 ではなく、すべて一体化した新しいゲームコンソールが誕生です。もちろんそのスペックは現在採用できる最新で最高なものを使っています。新しいゲーミングコンソールをぜひご期待ください。


GPD WIN3 各部機能/仕様

・世界初のWindows 10搭載スライドパッド式小型ゲーミングPCで、ゲームパッド一体型です。
・最新のAAAレベルのゲームを60FPSでプレイできます。(※設定の調整が必要)
・スライドできるディスプレイ+バイブレーション機能の付いたバックライト付きタッチキーボード。
・デスクトップPCレベルのターボファン+デュアルヒートパイプによる効率的な冷却機能に8個の穴を備え大排気量の熱を逃がす設計。
・デュアルモーターによる臨場感のあるバイブレーション機能。
・日本の精密工業や三和電子に匹敵するアルプス電子社のアナログスティックを2つ搭載。押下でL3 / R3ボタンとしても機能いたします。
・L2 / R2はアナログトリガーボタンに進化。この圧力制御センサーにより、レーシングゲームなどでは操縦性・臨場感が大幅に向上いたしました。シューティングゲームにおいても、よりリアルな感覚を再現、プレイヤーをよりゲームの世界に引き込みます。
・ドイツ製AACトップ3Dリニアスピーカーを採用、振幅が2倍増強され大迫力のサウンドを体験できます。
・本体シェルは耐衝撃性ABS合成樹脂でできており、ロックウェル硬度109R、マットなボディ、触り心地の良い質感を備えています。
・5.5インチのブライトスクリーン、268 PPI、H-IPSテクノロジー、Corning ゴリラグラス第5世代、NTSC:84%(typ)、DC調光。
・第11世代インテルTigerLake-Uを搭載。シングルコアの性能はフラッグシップとなるi9-10900Kを上回ります。
・第12世代インテルIris Xe Graphicsは、通常のパフォーマンスがGeForce MX350を上回り、特定の状況によってはMX450と互角の性能を発揮することさえあります。
・第11世代インテルTigerLake-Uで利用可能なLPDDR4x4266メモリは、86GB / sの最大メモリ帯域幅を提供し、高い性能を発揮するのに重要な役割を果たします。
・帯域幅が2倍になった新しいUSB4ユニファイドインターフェースを採用し、USB4にネイティブに対応しています。外付けのeGPUを搭載した場合、独立したディスプレイ性能をフルに発揮し、フレームレートを300%向上させることができます。
・第4世代のPCIeバス技術により、M.2 NVMe 2280 SSDの読み書き速度は、USB4を上回る2倍になります。
・A2レベルのmicroSDXCカードをサポート。最大160MB /秒の読み取り速度を実現。
・Wi-Fi6対応、300MB / sの高速インターネットを実現。前世代のWi-Fi5の2.77倍、高速です。
・Bluetooth 5.0は3MB / sの伝送速度、1メートル以内のGPS精度、300メートルの長距離通信、最大7台のBluetoothデバイスと接続できます。

WIN3 vs WIN MAX

(2021年9月現在)

専用ドッキングチューナーで携帯型ゲーミングPCから自宅メイン機まで!

ドッキングステーション
外部拡張端子:

・Type-A USB 3.2 Gen2 10Gbps x3
・Type-C USB 3.2 Gen2 10Gbps x1
・HDMI 2.0b x1, 帯域幅最大18Gbps, 最大32 チャンネル対応, 最大色深度48bit, HDR対応
・RJ45 ネットワークポート x1, 10/100/1000Mbps 自己適応型ネットワークカード

当社測定

代表的なAAAゲームのFPSスコア

GPD WIN 3はインテルIris®Xeグラフィックスのパワーを活かして、FPSの数値を大幅に向上させました。下記の表は、ゲーム設定をデフォルト設定にして1280×720の解像度でFPSを測定したデータです。


*テスト環境:i7-1165G7(旧モデル)&i5-1135G7 / 16GB LPDDR4x-4266 / 500GB NVMe SSD / 1280×720 / Windows 10 Home 64bit



5.5インチのブライトスクリーン

268 PPI、
耐衝撃性ABS合成樹脂シェル

ゲームをプレイするにあたって小型ゲーム機のスクリーンのサイズはとても重要です。たとえば、3DS XLの画面はわずか4.88インチ、PSV 2000の画面は5インチ、初代GPD WINの画面は5.5インチ、 GPD WIN 2の画面は6インチ、Nintendo Switch通常版の画面は6.2インチ、Nintendo Switchライトの画面は5.5インチです。一般的に5.5インチは大多数の小型ゲーム機利用者の方に受け入れられるサイズです。WIN3は、5.5インチ、スライド式の明るい画面、NTSC:84%(typ)、解像度1280×720、268PPIを備え、Corning ゴリラグラス 第5世代、DC調光を採用しているため、画面の粗さを心配する必要はありません。この5.5インチというサイズは非常に好評で初代GPD WINを利用されている方からもとても良い評価をいただいております。WIN 3の本体は、ロックウェル硬度109R、曲げ強度26,000kg / cm2のLG-DOW121H耐衝撃性ABS合成樹脂でできています。グレーバージョンでは、前面と側面はシルバーグレーのマットスプレーで、光の反射がなく、触り心地の良い質感があります。


滑らかなアナログスティック

ALPS製
デュアル3Dアナログスティック

携帯型ゲーム機に採用するアナログジョイスティックには短いストローク、短いスイング距離、高反発なものと限定されます。これはフルサイズのスティックとは遠いものであり外付けのものに遠く及びません。GPD WIN 3で採用したALPS社製デュアル3Dビッグロッカーは、小型ながら大きいストローク、大きいスイング距離、操作精度を大幅に上げますした。その滑らかさは格闘ゲーム利用者から高い評価のある日本のジョイスティックメーカーのセイミツ工業と三和電子に並ぶ評価です。またL3 / R3ボタンとしてもご利用できます。



細かいアクセルワークも可能に

アナログトリガーの採用で
リアルな体験を実現

FPS、レーシングゲーム、スポーツゲームは、もっとも人気のゲームカテゴリーです。GPD初期の小型ゲーム機は、トリガーボタンがデジタルのため、オンかオフの認識しかできずレーシングゲームでは細かいアクセルワークの加減操作ができませんでした。GPD WIN3では、L2とR2がアナログに変更され、傾斜角は27度で、256段階(0〜255)で取得した加速度値をデジタルコマンドに変換します。レーシングゲーム上級者の方でも GPD WIN3にきっと満足いただけると思います。レーシングゲームでは適切に制御されリアルなスロットル操作ができ、シューティングゲームでは本物のガントリガーを引くように射撃がスムーズになります。

極端な振動効果と微細な振動

デュアルバイブレーション
モーターを搭載

WIN3にはデュアルバイブレーションモーターも装備されています。そのバイブレーション機能によるフィードバックは、プレイヤーをよりゲーム世界に引き込んでくれます。車のエンジンの始動、レーザーガンの射撃、射撃するときの反動、ヘリコプターを操縦など、すべてがよりリアルに感じられます。


ドイツ製AACトップ3Dステレオリニアスピーカーを使用

振幅が約2倍強化され
大迫力のサウンドを提供

ゲームにおいて音質も非常に大事な要素です。WINシリーズでは前モデルの携帯型ゲーム機でもステレオデュアルスピーカーを採用していましたが、音質はまだ満足のいくものではございませんでした。そこでWIN3はドイツのAACトップステレオスピーカーを採用いたしました。これは0.9ccの大きなサウンドキャビティ設計を採用しています。ダブルコイルは代用を駆動しその振幅を増加させながら力のバランスを取ります。したがって音はより生々しく大きく再現されます。


バックライト付きタッチキーボード

スクリーンキーボードを
使用せずにタイプが可能

小さな画面をキーボードに占有する必要がないのは大きなメリットです。WIN3のタッチキーボードはディスプレイをスライドさせると出現いたします。フィードバックを搭載したQWERTYフルキーボードレイアウトを採用しています。ディスプレイをスライドして開くと、バックライトが点灯し、タイピングするとフィードバックが返ってきます。なぜタッチキーボードなのか? たくさんのWINシリーズユーザーの皆様からキーボードをオンラインゲームのプレイ中に使用することは少なく、主にゲームアカウントとパスワードの入力の時以外は使わないとフィードバックをいただいております。GPD WIN3のユニボディの携帯型ゲーム機ではキーボードを追加すると本体が厚くなり内部構造の設計が複雑になります。より薄いタッチキーボードを採用することで、スリムなスタイルを実現いたしました。


便利なショートカットキー

背面の2つのカスタムボタン

キーボードを閉まってゲームをしているのに突如キーボードが必要になる時があります。そんな時のためにWIN3の背面にカスタマイズできる2つのボタンを設置しました。GPDのシステムに組み込まれている「key binding customisation software」を使用してキーボード上のボタンを登録できます。


パスワード入力いらず

指紋認証によるログイン

画面を一時的にロックした時など、またパスワードを入力してアンロックするのに画面をスライドしなくてもいいようにデバイスの右下隅にアンロックのための指紋センサーがついています。ワンタッチですぐにゲームができます。


熱を逃がすバックフロー設計

デスクトップPCレベルのターボ
ファン+デュアルヒートパイプ

8個のエアダクトによる効率的な冷却機能を実現しました。冷却システムをさらに改善するためにWIN 3はPWM制御を備えたデスクトップPC用のターボファン+デュアルヒートパイプ熱放散ソリューションを採用しています。内部温度が40℃より低い場合、ファンは20%までしか機能しませんが、内部温度が40℃を超えると、ファンは毎回2%のPWM増分し、最100%まで加速します。排気口はトップケースの全体を占めており、8個の放熱穴により熱をすばやく外部に放出できます。TDPは15〜18 W、18〜22 W、22〜28Wの3つどれかに設定されます。TDPの設定値はBIOSを起動して変更することができます。本体の上面は黒いマット塗装で角は湾曲しており、中央には80×30mmの吸気口、ハンドル部分は5mmの突出したデザインで作られているため平らたいところに置いても空気の流れが妨げられることはありません。


フラッグシップとなるi9-10900Kを上回る性能

第11世代 インテル®
Tiger Lake-Uシリーズ
プロセッサー

シングルコアのパフォーマンス比較では、i7-1195G7はデスクトップフラッグシッププロセッサi9-10900Kを上回っています。マルチコアのパフォーマンス比較では、i7-1195G7は依然としてデスクトッププロセッサi5-10600を上回っています。


特定の状況下ではMX450を上回る性能を発揮

第12世代 インテル®
Iris Xeグラフィックスカード

WIN 3は第12世代インテル Iris Xe Graphics GPUを、合計768コア(ユニットあたり8コアで96個のコンピューティングユニット)と統合します。基本周波数は400MHzで、最大動的周波数は最大1300MHzに達することができ、1MBのL2キャッシュと統合します。96EU1195G7の全体的なパフォーマンスはNVIDIAGeForce MX350を上回り、80EU1135G7も28Wでのご利用からNVIDIAGeForceMX350を上回ります。使ったことがあればご存知と思いますが、NVIDIAが発売したMX100-MX400シリーズは、独特なモバイルGPUであり主に軽量、薄型のデバイスで重いタスクを管理することができます。GPUのパフォーマンスをテストするための基準の1つは半精度テスト(FP16)、単精度テスト(FP32)、および倍精度テスト(FP64)を含む浮動小数点演算です。では、Nvidiaと比較してインテルの軽量なIris Xe Graphics G7 96EUはどのくらいの性能なのか。次の表はの左側は1280×720の解像の3DMark11で、いくつかの主流のモバイルGPUのパフォーマンス、右側は市販されているもので人気の高いモバイルGPUを4つ比較したものです。インテル Iris Xe Graphics G7 96EUは、半精度および単精度の浮動小数点演算とテクスチャレートでNVIDIA GeForce MX450(25W)を上回っています。


第4世代のPCIeバステクノロジー

1TB M.2 NVMe 2280 SSDの場合

WIN 3に内蔵されたインテル第11世代Tiger Lake-Uプロセッサーのうち、最大の目玉はPCIe 4.0インターフェース仕様の統合で、帯域幅が2倍になっています。
現在、主流のM.2 NVMeプロトコルのインターフェイスを持つSSDのシーケンシャルリード/ライトは約2000~3000MB/sです。しかし、これはフラッシュメモリーの速度限界ではありません。これはPCIe 3.0×4のインターフェース帯域幅によって制限されており、理論上のスループット限界は3.938GB/sです。PCIe 4.0の理論的なスループットの限界は7.877GB/sに達します。したがって、PCIe 4.0のSSDをWIIN 3で使用する場合、その速度は2倍になります。
Tiger Lake-Uシリーズは現在、PCIe 4 SSDの性能をフルに発揮できる唯一の組み込み用プロセッサです。競合するAMD Ryzen 4000シリーズはまだPCIe 3.0しかサポートしていないため、Tiger Lake-Yのバススピードは2GT/s OPIにとどまっています。CPUがデータをやり取りする場合は、PCIe 3.0と同等の性能しか発揮できません。
下の画像は、WIN 3内蔵のSamsung 980 Pro SSD(サポートPCIe 4.0)の実際の読み書きテストと、いくつかの他の製品との比較です。


*テストソフトウェア:AS SSDベンチマーク;
*テスト環境:1135G7、LPDDR4x 4266、Samsung 980 PRO 500GB;
* AS SSDベンチマークテストの結果のバージョンが異なるとわずかに異なり、冷却機能は読み取り/書き込み速度に大きく影響します。
*グラフは、PCIe 4SSDでの読み込み、書き込み速度を示しています。本機の標準仕様はPCIe3SSDを載せていますので、もしグラフのようなSSDの速度をお求めの場合は、PCIe 4SSDを購入して自分で交換してください。

Samsung 980 Pro 500GBのシーケンシャルリードは5000MB/sを超え、シーケンシャルライト速度は3300MB/sを超え、リード速度はUSB4をも超えていることがわかります。

WIN3はM.2NVMe / AHCIデュアルプロトコルインターフェイスを採用しているため、どんな種類のSSDに交換しても機能します。ただし、スペースの制限によりWIN3はSamsung980PROなどのM.22280片面搭載SSDのみをサポートし、Lenovo NGFFSL700のような両面搭載SSDはサポートできません。新しいSSDを購入するときは注意してください。


倍の帯域幅、外付けeGFX、フレームレートが300%向上

統合されたUSB4インターフェイス

WIN 3のもう一つのハイライトは、最新のUSB4インターフェイスの統合です。USB 4、USB 3.2 Gen 2×2(20Gb/s)、HDMI、DisplayPort、RJ-45ネットワークポート、オーディオポート、充電などのインターフェイスプロトコルをネイティブにサポートし、USBインターフェイス仕様3.2/3.1/3.0/2.0/1.1との下位互換性を備えています。USB4は、周辺インターフェースの統一を完了したと考えられます。
前世代のIce Lake-UのThunderbolt 3の転送速度は40Gbpsで、8GbpsのDisplayPortが1系統、8GbpsのPCIe 3.0が4系統含まれています。しかし、Thunderbolt 3では、各接続機器がサポートする最大転送速度が16Gbps(2GB/s)に制限されています。外付けグラフィックスドックを接続する場合、PCIe 3.0×2しか使用できず、そのバスであるDMI 3.0×4は3.94GB/sの帯域幅しか提供できません。
USB4の転送速度は40Gbpsのままですが、PCIe4.0の帯域幅は2倍になり、各接続機器がサポートする最大転送速度は32Gbps(4GB/s)に増加します。また、DMI 3.0×4のバスはDMI 3.0×8に倍増し、合計で約7.86GB/sの帯域を確保することができます。これにより、USB4外付けeGFX(グラフィックカードドッキングステーション)でゲームをプレイする場合、バスの帯域幅が2倍になるため、外付けグラフィックカードの性能を十分に発揮することができます。
一方、Tiger Lake-Yシリーズは、USB4を搭載しているものの、バススピードが2GT/sのため、3.93GB/sの帯域幅しか確保できません。外部グラフィックスドックを使用すると、メイン画面でも外部モニターでも、ゲームのフレームレートが300%向上します。


*注意:eGFXは、インテルによって定義された標準用語であり、電源、マザーボード、グラフィックカード、インターフェイスなどの外部グラフィックソリューションのセットが含まれています。そしてeGPUという用語は、グラフィックカードのみを表します。ただ現在、一般的にeGFXと呼ばれることはあまりなくGPUボックスやeGPU、外付けGPUなどと呼ばれています。


WIN 3のUSB4インターフェースは、外付けのeGFXデバイスに加えて、PD 2.0/3.0プロトコルと15V/20V電圧に基づく電源アダプタにも対応しており、拡張性に優れています。

1.充電と映像出力を同期可能


2. USB4インターフェースを介して、任意のモニターに高精細なビデオ信号を出力しながら、モニターは逆にWIN3を充電することができます。


3. WIN 3は、USB4インターフェースにより、4Kモニター2台または8Kモニター1台の出力に対応しています。


4.将来的に、第4世代PCIe SSD外付けモバイルハードディスクまたはUSB 4フラッシュディスクに接続可能なので、プロの写真家はm2tsビデオファイルのような大きなファイルを転送するのが便利になります。


WIN3はダウンロード速度が
300MB /秒のWi-Fi 6を搭載

オンラインゲームを
快適に楽しめる

WIN 3は、IEEE802.11ax標準、160MHzチャネル、および最高速度2402Mbps(ダウンロード速度300MB /秒)のシングルストリームに準拠するインテル最新のWi-Fi 6(ギガビット+)を搭載しています。

Wi-Fi 5(802.11ac Wave 1)でサポートされるSU-MIMOとは異なり、Wi-Fi 6はMU-MIMOを改善し、ネットワーク実行伝達速度と同時通信機能を大幅に改善しました。WIN 3をMU-MIMOベースのワイヤレスルーターにOFDMAで接続すると、複数のワイヤレスデバイスがルーターに接続されている場合でも待ち時間が発生せず、ネットワーク遅延が発生しません。



Wi-Fi 5と比較すると、Wi-Fi 6の伝送速度と実行伝達速度は理論上4倍になります。これは現在のギガビット有線ネットワーク速度の2.4倍、100M有線ネットワーク速度の24倍です。将来的にWIN 3のユーザーは、Wi-Fi6ベースのネットワーク環境で非常にスムーズにクラウドゲームを楽しんでいただけるようになります。


Bluetooth 5.0

Bluetoothデバイス7台と同時接続

WIN3のBluetooth5.0は7台同時にBluetoothデバイスと接続でき、伝送速度は前世代のBluetoothと比較して3MB /秒向上しています。Wi-Fiをオンにすると、1メートル未満の精度でデバイスを認識できます。また、Bluetooth 5.0では有効通信距離が300メートルまで伸ばし、今までのBluetooth仕様の10メートルという制限を超えて様々なBluetoothデバイスを広い範囲で接続できるようになりました。


*注意:長距離でBluetoothを接続するには、接続するデバイスもBluetooth5.0に対応している必要があります。同じ仕様の2つのヘッドホンなど、複数の同じデバイスに同時に接続した場合は機能しません。300メートルの通信距離は理論上の数値です。ほとんどのBluetooth5.0デバイスの通信距離は、消費電力が大きいため、製造元によって10メートルに短縮されている場合があります。接続しようとしている機器が長距離通信に対応しているか確認してからご購入ください。


65W PD 2.0対応の充電器で高速充電

1.5時間で充電完了

WIN 3は、65W PD 2.0プロトコルの急速充電が可能で、本体のUSB4インターフェイスまたはベースのType Cインターフェイスで充電できます。フル充電は約1.5時間、重いゲームでのバッテリー駆動時間は2〜3時間、中程度の使用では6〜8時間、軽い使用では約11時間となっています。次の表は、WIN3とMicrosoftSurface Pro7の充電パフォーマンスの比較を示しています。


*バッテリーのテストに関する注意: このテストでは、バッテリーが充電された状態で普通程度つまりアクティブな使用とスタンバイの状態でテストしたものです。アクティブな使用の例は次のとおりです。(1)複数開いているタブを介して8つのWebサイトにアクセスするWebブラウジングテスト (2)Microsoft Word、PowerPoint、Excel、およびOutlookを使用する生産性テスト (3)一定時間、待機状態にしてアプリを起動

画面の明るさは150 nit、自動明るさ調整は無効、Wi-Fiは接続されたままに設定し、それ以外の設定はデフォルトの設定でテストしました。バッテリーの寿命は本機の設定、使用法、その他の要因によって大幅に変化します。WIN 3用の充電器は、標準の65W急速充電で、USB Type-C対応のスマートフォン、タブレット、ノートPCの充電もできて、PD対応機とも互換性があります。



GPD WIN3 仕様

OS Windows 10 Home 64bit 日本語(マルチ言語対応)
カラー ブラック/ブラック&シルバー
プロセッサ インテル® Core™ i7-1195G7
インテル® Core™ i7-1165G7
インテル® Core™ i5-1135G7
実行ユニット 96 EUs / 80 EUs
グラフィックス インテル® Xe Graphics
メモリ 16GB LPDDR4x-4266
ストレージ 1TB M.2 SSD
ディスプレイ 5.5インチ
IPS液晶(静電式タッチパネル)
解像度 720p HD Ready Pixels
ポインティングデバイス タッチスクリーン / 指紋認証センサー
インターフェースポート 1×RJ45※1
1×USB4
1×USB 3.2 Type-C
4×USB 3.2 Type-A※1
1×HDMI 2.0b※1
1×microSDXC
Wi-Fi Wi-Fi6対応
Bluetooth Bluetooth5.0
最大バッテリー駆動 14時間(ゲーム実施時は3-8時間)
外形寸法 約198mm*92mm*27mm
本体質量 約560g
付属品 1×GPD WIN3 本体(技適認証 / PSE 対応/65W ACアダプタ&ケーブル) 1式
1×日本語説明書
1×天空による国内保証1年間 保証書
1×USB マルチリーダー(microSDカードリーダー)
1×液晶保護フィルム
1×GPDロゴ入り液晶クリーナー
1×天空VIPカード

※1)ドッキングステーション使用時
※2021年9月27日現在のスペックです。
※製品のスペックは部品調達の関係で、製造ロットによって変更になる場合がございます。変更になった場合にはお知らせで告知をいたします。